絵が描けるようになりたい

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動物虐待はやめよう(シュレディンガーのねこ)

思考実験は動物を殺すものが多すぎじゃないかと思うことがある。

動物好きに憎まれそうでこういう記事ってなかなか書けない。

そもそもシュレディンガーの猫とは

シュレディンガーの猫とは、簡単に説明すれば箱のなかの猫が確率で死んでしまう場合、その箱の中身を観測するまで死んだ状態と生きた状態の猫が重なり合っているという思考実験である。

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もしくは

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でも思考実験なので実際に猫を殺すわけではない。

思考実験とはいえ、なぜ猫を殺さねばならないのか。

それは量子力学の重ね合わせの原理は一般的に見ればおかしい、直観に反しているからだ。

おかしな量子力学

量子力学でよく聞くものに重ね合わせの原理というものがある。

観測者が観測するまでは含まれる確率全てが重ね合わせになり、観測したら収束するというわけのわからない原理だ。

例えばこの猫の話なら、箱の中にいる猫が5分5分の確率で死んでしまうなら、箱を開けるまで猫は生と死が重ね合わせになって、箱を開けたときにどっちかに決まるという今までの常識を覆すようなわけのわからない結果になる。

しかしこんなわけのわからない事が簡単に起こるわけではない。

これは量子力学(めっちゃ小さい世界)の中でのみ起きる現象なのだから。

通常の人間の目に見えない範囲でのみ重ね合わせの原理が起きるのだから、このような直観に反した結果は通常起こり得ない。

しかし違うのは大きさだけである。その事象の範囲を拡張してしまえばやはり猫にも重ね合わせの原理が適用されてしまうのではないか、というのがシュレディンガーの猫である。

シュレディンガーの猫のレシピ

用意するもの

  1. 放射性の原子(1時間後には半分の確率で崩壊している)
  2. 原子の崩壊を感知して毒ガスを出す装置

①箱の中に材料を全部入れます。

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②1時間待ちます。

③この時、箱の中の原子は崩壊しているか崩壊していないかの重ね合わせの状態です。

④もし崩壊していたなら結果的に猫は死にます、してなかったら死にません。

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⑤つまり原子のような小さい世界に適用される重ね合わせの状態が拡張されて猫の生き死にという大きな世界にも適用されます。

 

でもこれって猫の生死が重ね合わせになっておかしくね?やっぱ重ね合わせの原理ってクソだなというのがシュレディンガーの猫の言いたいことである。

別に重ね合わせの原理を説明したくて出来たわけではなく、批判したくてできたものなのだ。

 

本当ははてなブログのなかにjavascriptで生きた猫と死んだ猫をランダム表示するプログラムを入れたかったが出来なかったので諦めた。